こんにちは。季節の旅を夫婦で楽しむぽてやた旅ブログ(@poteyatablog)です。
阿寺渓谷に行くときに、手前に出てくる『柿其渓谷』の看板が毎回気になっていました。
読み方は「かきぞれけいこく」、渓谷と名前が付いているなら行ってみるしかないじゃない!
実際に行ってみたら秘境感満載で、ちょっとしたハイキングには最適の場所だったよ♪
川のすぐ近くを歩けるからマイナスイオンを感じつつ、冒険感も味わえちゃう!
今回は、長野県木曽郡南木曽町にある『柿其渓谷』についてご紹介したいと思います。
↓隣にある『阿寺渓谷』の記事はこちらから
『柿其渓谷』と『阿寺渓谷』の比較
スポットとしては隣にある『阿寺渓谷』の方が有名ですね!
地図を見てもらうとわかるように、二つの渓谷は隣り合っていて、道路も繋がっているので、行こうと思えば2つの渓谷を連続して行くことも可能な場所です。
「じゃあ、どっちの渓谷がいいの?」と思うかもしれませんが、どちらも良い渓谷ですよ!
個人的に比較して気になった点をピックアップしてご紹介します!
比較ポイント①『柿其渓谷』はいつでも交通規制なし!
『阿寺渓谷』は夏季期間(おおよそ7月中旬から8月末まで)に入ると交通規制が実施され、キャンプ場を予約している人以外は自家用車で渓谷内へ入ることができません。
それに対し、『柿其渓谷』は夏季期間でも交通規制はなし!
好きなタイミングで、いつでも自家用車で行くことができます。
夏の川遊びシーズンは、『柿其渓谷』の方が気軽に行けるかもしれないですね♪
ちなみに、マイカーで渓谷内の駐車場に行くまでの道路は、やや『柿其渓谷』の方が通りやすいです。(どちらも山道なので、道幅自体は狭めです。)
阿寺渓谷……細い山道を登っていく感じで、荒れた場所や手入れされず放置されている場所が多い
柿其渓谷……山の途中にある民家の田舎道を通って行く感じで、細いけど整備されている
伝わりますかね…!?
どちらにしても、やはり車同士のすれ違いが難しい場所も多いので、安全運転&譲り合いの精神を忘れないようにしましょう!
比較ポイント②渓谷の駐車場
基本的にはどちらの渓谷も駐車場は無料ですが、『阿寺渓谷』は交通規制が入る夏季期間中は有料になります。(渓谷内には侵入できないので、入口手前に有料駐車場が設置されます。)
『柿其渓谷』は駐車場は年中無料!駐車場は2カ所あり、駐車できるスペースが多めなのも嬉しいですね。
↓『柿其渓谷』の手前に出てくる1つ目の駐車場。渓谷まではここから歩いて約5分です。
↓2つ目の駐車場。渓谷にすぐ行けるので、川遊びなどの荷物が多い場合はこちらに停めるのもおすすめ。10台ほど駐車可能ですが、満車の場合は切り返しが大変かも…。
ちなみに柿其渓谷ではキャンプやBBQは禁止なので注意!
写真にも写っているこの駐車場のトイレは、感知式の水道がある最新式…!
こんなに綺麗でしっかりしたトイレが設置されている渓谷は初めて( ´∀`)
比較ポイント③スマホの電波状況
阿寺渓谷……渓谷内では、電波はまったく入りません!涙
柿其渓谷……渓谷内の奥も電波OK
民家が近いからなのか、『柿其渓谷』はしっかりとスマホの電波が入るので不自由さは感じませんでした。
渓谷の中にいても、その場で撮ったお気に入りの写真をすぐにSNSにアップしたり、帰り道にあるごはん屋さんを探したりすることができるのはいいよね♪
比較ポイント④夏の川遊び
どちらの渓谷も、川の水がとっても綺麗で冷たいので、夏の川遊びには良い場所です。
子ども連れで遊ぶなら、安全なところが多い『阿寺渓谷』の方がおススメ!
『柿其渓谷』は、全身で川の中に入れるポイントが少なく、入れても急に深いところがあったり、川の流れが速かったりするので、ある程度の年齢以上ではないと危ないところが多いです。
膝下くらいまで浸かって、パチャパチャ遊ぶ程度なら柿其渓谷でも十分楽しめるので、少しだけ川遊びをしたい場合や、カップルデートにはおススメできる場所だと思います。
ファミリーで楽しみやすい『阿寺渓谷』に比べて、『柿其渓谷』はどちらかというと大人が楽しめる渓谷、という印象です。
以上が、『阿寺渓谷』と『柿其渓谷』の個人的に感じた比較ポイントです。冒頭にお伝えしたように、どちらもおすすめの渓谷なので、お出かけ時には【誰と行くか】【目的】で選んでみてくださいね♪
続いて、『柿其渓谷』の見どころをご紹介します!
『柿其渓谷』の見どころ
『柿其渓谷』に来たら、とりあえず歩きましょ!w
入り口からなんだか秘境チックな感じがして、奥に進みたくなってきます。
いざ出発!!
秋には紅葉も!『恋路の吊り橋』
林道を抜けると目に飛び込んで来るのが『恋路の吊り橋』です。
名前に『恋』も入ってるし、デートでは「吊り橋効果が発動できる…!?」と思われそうですが、川からの高さは低めなので、そんなには怖くないかな…w
吊り橋が苦手なぽてママも平気そうでしたw
これくらいの吊り橋なら余裕よ!余裕!
『恋路の吊り橋』周辺にはもみじの木がたくさんあるので、紅葉の季節には映えスポットになること間違いなし!
吊り橋を渡ってから『牛ヶ滝』までの遊歩道
『恋路の吊り橋』を過ぎると、『牛ヶ滝』という滝まで歩く遊歩道がでてきます。
川沿いの景色や森林浴を楽しみながら、少しだけスリルがある遊歩道は楽しいですよ!
『牛ヶ滝』まで約300mという短い距離なんですが、途中に急な階段がでてきたりするので簡単には辿り着けませんw
テーマパークのアトラクションに並んでいるような感じがして好きw
伝わる人いるかな…
遊歩道は川沿いなのでとっても涼しくて気持ちいい!!
ちなみに、吊り橋を渡ると分かれ道になりますが、余程のことがない限り迂回路は選択しないでください!
川沿いを避けて山道を行くルートになりますが、とても道がわかりにくく迷ってしまう可能性があります。
圧巻の景勝地 『牛ヶ滝』
遊歩道の最終地点がこの『牛ヶ滝』になります。
東屋がみえたらゴールが近いですよ!
想像していたよりも大きな滝にびっくり!!花崗岩を削りながら流れ落ちる水量に圧倒される…自然ってやっぱりすごいなぁ。
滝が見える東屋からもう少し進むと『牛ヶ滝』の展望台があります。
急な階段がありますが、そちらからの方が滝がよく見えるのでおススメ。
夏は川遊びもできる!『黒淵』
特に看板などは設置されていないですが、柿其川の透明度が一番よくわかる場所です。
私たちも後からそこが『黒淵』という名前が付いてることを知ったんですが、歩いていると自然と目につく場所だったわけですねw
花崗岩を切り裂いたように流れている柿其川の景色は、まさに秘境って感じがしてわくわくします。
夏はここに飛び込んだら気持ちよさそう~。
ただ水深は結構深そうなので、子供の川遊びには向かない場所かなと思います。
車でもウォーキングでも♪『恋路峠』
柿其渓谷から、徒歩で約30分、車なら約5分で行ける展望スポットが『恋路峠』です。
昔は細道の峠だったらしく、『小路峠』が訛って『恋路峠』になったのが由来だとか。
歩いて行く場合は、峠というだけあって登り坂の連続で、結構な体力を使うので要注意です!
『恋路峠』には展望台があり、そこから眺める景色はとっても綺麗!!
平成30年2月に長野県の【信州ふるさと見える丘】に認定されています。
見晴らしがよく、涼しくてとっても良い場所でした♪
柿其温泉『やきやまの湯』/渓谷の宿『いち川』
駐車場から柿其渓谷の入り口へ向かう途中に出てくる看板に…
温泉があると知って、疲れ気味だったぽてママが突然元気にw
えぇ!?温泉があるの!?
渓谷から戻ったらきっと足が棒になってるから、温泉に入って帰りたい!
この日は渓谷を二つはしごするという無謀な日程だったので、ぽてママの体力が限界に近づいていたのです。
温泉グッズを車に常備させているので、いつでも温泉に入ることができる二人w
早速どんな所か見るために、『柿其渓谷』ではなく足早に温泉に向かうのでした。
おぉぉ、ラドンの弱酸性泉なんだ!これは珍しい泉質…良い感じの温泉だね!
帰りに寄って行こう!
え。。。ちょっと待って。。。
今日は臨時休業って書いてあるよーーー( ;∀;)
そうなんです…ぽてやた夫婦あるあるなんですが、旅先でお店がお休みで閉まっていることが多く、せっかく現地で見つけた良さそうなお店に入れないことがよくあります。。。(「いや、先に調べようよ」というツッコミには言い返す言葉もありませんw)
こちらの「やきやまの湯」は毎週水曜日休みみたいなんですが、この日は水曜日じゃなかったのにお休みでした…なんてタイミングなんだ…残念…。
紅葉の季節にも柿其渓谷に来てみたいから、またその時に入ろう!
また来た際には温泉に浸かってレビュー追記しますね♪
【追記】その後、何度か柿其渓谷を訪れているのですが、水曜日以外でも『やきやまの湯』はお休みの事の方が多かったです……!涙 ただ、宿泊は可能みたいです!!ひとりでも泊まれるようなので、気になる方はぜひ行ってみてくださいね!
柿其渓谷の様子を動画でもご紹介しています↓!雰囲気が少しでも伝わるといいな〜
柿其渓谷へのアクセス
【車の場合】
中津川ICから45分/国道19号『柿其入口』を左折後、道なり
【車以外の場合】
JR十二兼駅からタクシーで約15分/または徒歩約1時間で駐車場へ
☆無料駐車場あり☆
以上、今回は長野県木曽郡南木曽町にある『柿其渓谷』へ夫婦でお出かけしてみて感じた『阿寺渓谷』との比較ポイントや見どころをご紹介しました。
滝までの遊歩道がほど良いハイキング感で、ガッツリ登山はきついけど、ちょっとスリルある自然を楽しみたい人には最適な渓谷だったね♪
柿其温泉も入ってみたいし、また行こう!
秋のハイキング候補にいかがですか?少しでもお出かけ時の参考になれば嬉しいです。