こんにちは。季節の旅を夫婦で楽しむぽてやた旅ブログ(@poteyatablog)です。
名古屋から約2時間で行けて、綺麗な川で水遊びができる人気の『阿寺渓谷』!
大人も楽しめる大好きな場所だけど、大自然の中だから危険や不便も隣り合わせ。
準備をして、安全に楽しみましょう♪
今回は、長野県大桑村にある川遊びスポット『阿寺渓谷』についてご紹介します。
この記事を読むと…
・阿寺渓谷に行く前の注意点や準備がわかる
・阿寺渓谷の川遊びスポットや景色がいい場所がわかる
・阿寺渓谷に行きたくなる…!
阿寺渓谷の川遊び 行く前に注意してほしいこと8点
夏休み期間はマイカー規制期間中!シャトルバスを利用しよう
2024年度は、【7月13日(土)〜9月1日(日)】が車両規制中です。(※キャンプ場宿泊者以外)
マイカーで渓谷に突入しようとしてもできないので注意してください!
阿寺渓谷入口を少し通り過ぎた先に『フォレスパ木曽
』という施設があり、シャトルバスの発着場になっています。シャトルバスに乗ると、阿寺渓谷入口から約3.5km登ったところにある駐車場『島木赤彦歌碑』まで行くことができます。
阿寺渓谷入口付近だけで遊ぶこともできますが、中腹付近には遊歩道や川遊びスポット、見どころも多いので、せっかくなら登ってみるのがおすすめ。シャトルバスは片道だけでも利用可なので、下りは頑張って歩いてもいいかも。
シャトルバス:平日は1時間に1本運行/休日は30分に1本運行(詳しくはこちら)
バス料金:片道500円/大人1,000円(大人・子ども共に1席)
駐車場:第1駐車場(あてら荘前)500円〜/第2駐車場(阿寺橋前)・第3駐車場(阿寺橋手前)1,000円
私たちはいつもマイカー規制前後に訪れていますw
7月中旬や、9月上旬は川遊びもできて、人も少ないのでオススメ♪
去年は7月11日(月)に行ってきました!
川遊びはできなかったけど、とっても涼しかった〜!
渓谷内の道路状況
車両規制期間でなければ当然マイカーで行くことも可能です。そのときに注意してもらいたいのが、渓谷内の道幅です。
渓谷にある道路なので道幅は一定ではなく、普通自動車でもすれ違いができないくらい狭い場所があったりします。さらに、道路のすぐ横には川が流れているので、川音が大きく普段は聞こえる対向車の音が聞こえません。
待避所があるので譲り合って進んで行くんですが、景色を見たいからといって待避所に車を駐車しないようにしましょうね!
川の景色がとっても綺麗だからついついわき見運転に…なんてことも。
歩いて渓谷を登る場合も川音で車の音が聞こえないから注意してくださいね!
渓谷内での条例があるので要確認
川遊びをするなら一緒にバーベキューや花火もしたいなぁ~!
みんなで楽しく騒げて楽しそう!
だめだめ!阿寺渓谷では禁止されてるから事前にチェックしておいて!
阿寺渓谷では令和3年4月1日より「自然環境の保全等に関する条例」が施行されています。それにより、以下の行為が禁止されていて違反した場合は5万円以下の過料に処されてしまうので注意しましょう。
- バーベキュー等(火を使って食品を調理する行為)
- 花火
- 焚火(直火、または焚火台等を使って火を焚く行為)
- ごみ、ふん尿、鳥獣の死体その他汚物または廃物を捨て、または放置すること
簡単に言えば、火を使った遊びはしないでゴミは持ち帰ってね!ということですね。綺麗な渓谷を守るためにみんなで協力しましょう!
ちなみに阿寺渓谷キャンプ場に泊まる人は、キャンプ場内で許可をもらえればバーベキューや焚火ができるよ~
スマホの電波がほとんどの場所で圏外…!単独行動には気をつけて
いつもと同じように行動してるとなかなか気付かないんですが、阿寺渓谷に突入するとスマホの電波が繋がらなくなっています…
docomo・SoftBank・auすべて利用したことがありますが、渓谷内では完全に圏外でした…
電波がないって、結構ツラいですよね…!川遊びするだけだし、大丈夫だろうと思っても、いざ圏外になると困ることも。
実際にあったエピソードですが、ぽてママが渓谷の上流(牛ヶ淵付近)で忘れ物をしてしまい、気づかないで二人で約1.5kmほど下ってしまったんです。
そこで、ぽてパパだけが走って渓谷を戻り、忘れ物を取りに行くという選択をしました。
唐突に一人マラソン開催!しかも登り坂…卓球部で鍛えた足を見せる機会がきたな…
よくあることだし、問題ないと思って別れましたが、いざ別行動になってみると、お互い不便だし不安になりました。
ちゃんとあったよ!という報告や、どこら辺を今歩いているか確認したかったけど、そういえば電波なかった…汗
おまけに全力疾走したせいで、膝が悲鳴をあげている始末…涙
遅くなることを伝えたいけど電話できないから、痛みをこらえて急ぐしかない…!
一人になって、なんだか不安…
ちゃんと戻ってくるかな…早く合流したい…
スマホの地図アプリを使って、現在地や距離を見ることもできないので、その点も不便に感じました。
無事に合流できたので大丈夫だったのですが、もしなにかあっても警察や救急車を呼ぶことがすぐにできないのはちょっと怖いですよね。複数で訪れた場合は、単独行動にならないよう注意しましょう。
圏外になる→外からの連絡を受けることができない
渓谷内での連絡が不便になることは前述したとおりですが、圏外になると、当然外にいる人からの連絡も受けられない、ということになります。
仕事の急な連絡や家族や友人からの電話も応答できない状態になるので、気が付かないところで思わぬトラブルが発生していた…なんてこともあるかもしれません。
緊急の用事がありそうな場合には、行き先と電波が復活しそうな時間のタイミングを家族や仕事先の人に伝えていくことをお勧めします。
手つかずの自然が残っているため、川付近はほとんど整備されていない
これは良くもあり悪くもありですが、阿寺川は人の手があまり入っていないこともあって、景観や水の色が保たれています。
ついつい泳ぎたくなっちゃう場所も多いですが、浅く見えても足がつかないほどの深い場所や、緩やかに見えても流れの速い場所が点在しています。
水温が夏でも平均13~16℃なので体が冷えるのも早いですし、足場も岩が多く不安定です。
川遊びをするための整備がされている場所ではないので、川で遊ぶときには注意が必要になります。
圏外なので、もし川遊び中に怪我や事故があってもすぐに助けを呼ぶことができません!
大人でも危ない場所も多いので、川遊びする際には十分注意しましょう。
着替えをする場所もほぼないので、最初から川遊びできる格好で行くのがおすすめ!
危険な生き物が潜んでいるかもしれない
阿寺渓谷は言ってしまえば山です。多くの木々や土があるため普段見ない生き物たちもたくさんいます。
実際に道路沿いに小さな蛇が動いているのを発見。小さい蛇は真近で見ると結構可愛かったのですがすぐに威嚇してきました。後で調べたらなんと毒を持った蛇ということが判明…
小さい子供は興味津々で触りにいってしまうかもしれないので注意が必要だと思ったぽてパパでした…
遊歩道は傾斜が急な階段や足場が悪いところあり!動きやすい格好で
後ほど詳しく紹介しますが、阿寺渓谷には川遊びだけでなく自然を満喫することができる遊歩道も設置されています。
滝や川辺に行けたりするので楽しみ方の一つとしておススメです。
…が、やはりこちらもしっかりと整備された道というわけではないので、歩きやすい靴や動きやすい格好で行かないと思わぬ怪我をするかもしれないので要注意です。
前日の天気も考慮するといいかもしれません。
女性の方はスカートやハイヒールの場合は遊歩道には行かない方がいいかも…
keenのサンダルが大活躍したのでおすすめですよ!
森林浴もできる阿寺渓谷の遊歩道とスポット紹介
遊歩道は、森林浴をしつつ体を動かせるのでリフレッシュもできるし、デートコースとして歩いても楽しいかも!
「六段の滝」と「ウナリ島」の両方に行く場合はだいだい一時間くらいかかるコースになります。
前日に雨が降っていると地面がぬかるんでいたり、滑りやすくなっているので気を付けて!
日頃の運動不足を解消するために、いざ出発!
舗装されていない道が続いていますが、道中には看板が設置されているので道に迷う心配はないです。
体力と相談しながら進んでいって、無理だと思ったら引き返してもよし!
しかし、ぽてパパに「撤退」の二文字はない!
六段の滝
とても急な階段を下ると辿り着けるのがこの「六段の滝」
滝のすぐ近くまで行ける、と言うかなんなら滝行ができるくらいまで接近できますw
飛び散るしぶきがとっても気持ちよくて、ここまで歩いて熱くなった体を冷ましてくれますよ!
あぁ、、、マイナスイオンを感じられる~。
階段は大変だけど頑張って行く価値はあると思います。
ウナリ島
中八丁吊り橋へ向かえば遊歩道は終わりなんですが、少し遠回りをして寄り道すると辿り着けるのが「ウナリ島」です。
名前の由来がちょっと悲しいのは残念ですが、ここから見える景色はすっごく綺麗なんです!
遠回りしないと来れないからなのか平日だったからなのか、あまり人が来ないのでここで軽く水遊びや休憩をするのがおススメです。ただし、対岸の道路からは丸見えなのではしゃぎ過ぎないように注意しましょうねw
ちなみに、東海地方では前日に雨が降っていたので川が濁っているんじゃないかと心配していたのですが、ご覧の通りの透き通った綺麗な川でした!さすが阿寺ブルー!
ぽてパパとぽてママは、ここでおやつを食べたり水遊びをしたりしてゆったりした時間を楽しみました~。
遊歩道以外での見どころ
遊歩道を歩き終わってもまだまだ阿寺渓谷を楽しみたいぜ!という人は「中八丁吊り橋」を渡ってから道路をさらに上流に向かって歩いて行くのもアリ!
阿寺川にはいくつもの淵が点在していて、どこも綺麗な川の景色を見ることができるんです!
熊ヶ淵
吊橋を渡って道路を700mほど進むと右手に看板が見えてきます。看板の横に川へと続く道があるのでそこに突撃~。
岩の上から綺麗な阿寺ブルーを見ることができる場所ですよ。
思わず飛び込みたくなっちゃうかもしれないですw
牛ヶ淵
熊ヶ淵を越えて600mほど進むと次に出てくるのがこの牛ヶ淵。ちゃんとした道がなく川岸に降りるのが結構大変だけどそこから見える景色は最高!!
橋の上から見る景色も自然を感じられていい感じ!
ここで泳ぎたくなるけど流れがだいぶ早い場所なのでここでの川遊びは危険かな…
ちなみに、私たちはいつもマイカー規制前に遊びに来るので、渓谷中腹の駐車場付近から散策をスタートします。
シャトルバスで中腹まで来られた方には参考になると思います。
入口〜中腹までにも川遊びスポットや見どころがあるみたいなので、また訪れた際に追記しておきますね!
吉報の滝
さらに上流に突き進むと出てくるのがこちらの滝。
川の対岸にあるため近くには行けないですが、遠くから見ても十分楽しめる滝になっています。
草木が多くて少し見にくいのが残念w
阿寺渓谷キャンプ場
そして一番奥にあるのが阿寺渓谷キャンプ場です。
こちらに宿泊予約をしてあれば、車両侵入規制の期間でも車でここまで来ることができます。
ちなみに『島木赤彦歌碑』のシャトルバス発着場からは約3kmの距離があるので、徒歩でここまで来るのは結構大変ですw
キャンプ場まで若干登り坂になっているので体力が結構削られる…
そして当然ながら時間も結構かかる…
スマホが使えないからあとどのくらいの距離か、今どこら辺にいるのか把握できないのも地味に辛かったね…
美顔水
阿寺渓谷キャンプ場の中にあるのが、こちらの美顔水というスポット。
森林の岩間の奥から湧き出ていて、渓谷内でも一番きれいで冷たい水と言われています。
そう聞くとちょっと行ってみたくなっちゃいますよねw
顔を洗ってみたけど冷たくてとっても気持ち良かった~!
犬帰りの淵
ここからはシャトルバス発着場から下った方にあるスポット紹介になります!
シャトルバス発着場からそこそこ近い位置にあるので、足を延ばしてみるのもいいかも。
橋の上から覗いて見てください!
狸ヶ淵
道路から少し川側に入ると見えるのがこちらのスポット。
沢まで降りるのは難しいですが、川幅が広くなっていて水の量も多いのでより阿寺ブルーを感じれる場所になっていると思います。
阿寺渓谷にあるスポットの名前の由来が、とっても面白いものばかり!
看板が出てきたら読んでみると楽しいですよ!
ご紹介したスポットを動画で見たい方はこちらから↓
阿寺渓谷の日帰り川遊び 持っていくもの
阿寺渓谷の日帰り川遊びで、いつも持っていくものをご紹介します。
虫除けスプレー
必須です!!!渓谷は影はいっぱいありますが、やはり日差しは暑いので、冷涼感が得られるものの方がおすすめ。特に遊歩道へ行かれる方は、小さめのスプレーをバッグに入れていって、途中で付け直してもいいと思います。
整備されていない大自然だからこそ!でも痒くなるのもツラいから、できるだけ対策を!
軽食・ドリンク(保冷バッグに入れるのがおすすめ)
渓谷内には自販機や売店はありません!でも、川遊びに夢中になると喉も乾くし、お腹も空く…!
川遊び中は、しっかりした岩場もあるので拠点を作って保冷バッグなどを置くことも可能です。
大体お腹が空くので、おにぎりやお菓子をいくつか持参するようにしています。自然の中で食べるおにぎりって、いつもより美味しい気がするから不思議…!
ゴミは必ず持ち帰りましょう!
陸・川兼用のサンダル
陸・川兼用のサンダルがあると便利です!裸足での川遊びは岩や小石で危険もあるので、おすすめできません。
日除けグッズ
これは言わずもがな必須グッズ!日焼け止め、帽子、肌が弱い方はできれば薄めの長袖・長ズボンのインナーを着用する方がいいかも。そのくらい、夏の日差しが容赦ないです。
遊歩道は木陰も多いので、できるだけ日除けをしたくない方にはおすすめですが、渓谷のメイン道路は太陽が照り付けています。道路では日傘もさせるので、折り畳みの日傘をに鞄に入れておいてもいいかも。
タオル・替えの着替え
膝下くらいまでしか川につからない場合は、着替えまではいらないかもしれないと思いがちですが、替えの着替えがあると転んでも大丈夫ですw
タオルもフェイスタオルの大きさでも十分なので、何枚か持っておくと、いざというときに役立ちます。
あんまり川遊びをする気じゃなくても、綺麗な川に思わず入っちゃうことも多いです!
阿寺渓谷 川遊びまとめ
川遊びにおすすめの場所
①赤彦吊り橋の下あたりの川辺
駐車場もすぐ隣にあり、トイレも近く、なにかと便利。
ただしここも深いところや流れの早い場所があるので注意が必要。
人目に付きやすい場所なので、良くもあり悪くもありなスポット。
②阿寺渓谷の入口付近
阿寺渓谷には突入せずに、阿寺川の河口付近で川遊びをするのもアリ。
この場所でも水は十分綺麗だし、スマホの電波も繋がるので安心して遊べるスポット!
なにより交通規制が入っている期間でもお手軽に行ける点がいいかもしれないです。
阿寺渓谷へ行くときに注意してほしいこと
- 夏休み期間はマイカー規制中!シャトルバスを利用しよう
- 渓谷内の道路状況
- 渓谷内での条例があるので要確認
- スマホは圏外…!単独行動には気をつけて
- 外からの連絡も受けられないので注意
- 川付近はほとんど整備されてない
- 危険な生き物も…!安易に触れないで
- 遊歩道に行くなら動きやすい格好で
阿寺渓谷へもっていくものリスト
- 虫除けスプレー
- 軽食やドリンク
- 陸・川兼用のサンダル
- 日除けグッズ
- タオル・替えの着替え
以上、阿寺渓谷についてご紹介しました!自然の中での川遊びは危険もいっぱい…!
お子さま連れで遊びに行かれる方はもちろん、大人の方でも十分注意して、阿寺ブルーを楽しんでくださいね♪
阿寺渓谷の近くにある『柿其渓谷』もおすすめの渓谷です!詳しくはこちらの記事でご紹介しています♪
名古屋から阿寺渓谷に行くなら、そのまま長野県阿智村の昼神温泉
へ宿泊するのもおすすめ!
阿寺渓谷から阿智村へ行く途中には、観光スポット『妻籠宿』を通るので、立ち寄るのも楽しいかも!